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2005年09月 アーカイブ

2005年09月01日

TEditor で 疑似 フリー カーソル を


アドベンチャーゲームシステム FreeLANGuex は、中のエディタに Delphi のエディタコンポーネントの TEditor を使用させて頂いています。

最近は例のアレをつくってる関係でよくシステムをさわっているのですが、Dos 時代の人間として Vz (Wz) の疑似フリーカーソルの動きがどうしても欲しくなってきたので、ちょこっと継承して拡張しました。
検索してもうまいこと引っかからなかったので、似たようなこと考えるヒトいるかなあ――と、メモ的に僕が改造した所の要所を記載しておきます。
間違えてたらごめんね。

  • 疑似フリーカーソルとは、上下スクロールをさせている場合に限り、カーソル位置が行末を超えても移動せずにそのままの位置をキープ。ただし、文字を入力した場合はエディタ的に行末に文字列が挿入されるような動きです。

うーむ、文章だとなかなか上手く動きが説明できないな。個人的にはすごく好きな動きなんですけどねー。

1

適当なフラグを作成します。
ここでは例として caret のプロパティに「VzFreeRow」を追加作成しました。
(プロパティの記載の仕方がよくわからない場合は、HEditor.pas の NextLine あたりを参考にするとよいかもです)

2

HEditor.pas の 11962 行付近、以下の記載の部分を探します。
    end
    else
      // 行終端より右か、空白行の最初の文字
      // waRapped な行では発生しない
      Buf := S + StringOfChar(#$20, Si - Length(S)) + Source;
    FList.CheckCrlf(Re, Buf);

次のように変更します。
Caret.FVzFreeRow がフラグの箇所です。

    end
    else
    begin
      // 行終端より右か、空白行の最初の文字
      // waRapped な行では発生しない
      if (Caret.FVzFreeRow) then
      begin
        // *Y* 疑似フリーカーソル
        Buf := S + Source;
        SelIndex := SelIndex - (Si - Length(S));
      end else
        Buf := S + StringOfChar(#$20, Si - Length(S)) + Source;
    end;
    FList.CheckCrlf(Re, Buf);

3

あとはフォームからこんな感じで呼び出して VzFreeRow を True にしてあげます。
呼び出しの際は下のように、FreeCaret := False , FreeRow := True , KeepCaret := True , NextLine := True にあわせて変えてあげるとそれっぽくなってよい感じです。

procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject);
begin
    // 疑似フリーカーソル
    Editor1.Caret.VzFreeRow := True;
    Editor1.Caret.FreeCaret := False;
    Editor1.Caret.FreeRow   := True;
    Editor1.Caret.KeepCaret := True;
    Editor1.Caret.NextLine  := True;
end;

まあアレです。スペースで埋めるように記載してある部分を押し返しただけなんですけどね(^^;
参考になったら幸いです。間違ってたら突っ込んでくださいな。

2005年09月03日

あの歌を忘れない。


第何次かのベビーブームはとうに過ぎさり、昔はすべての教室が埋まり 1 クラスの生徒数が 40 人を超えていたこの学校も、今では空き教室が目立つようになった。
椅子や机もなく、黒板だけが置かれている教室には、「学校」の息苦しさが幾分薄れているように思う。
天井を見上げると、所々に黒ずんでいる跡が見えた。たぶん、だれかが雑巾でも天井に投げつけたんだろう。

真夏のむっとした空気が教室に籠もっていた。
窓を開け、ワイシャツのボタンを外すと、俺はギターを持ち、声を上げた。
「じゃ、も一回」「うーい」
ま、その空き教室のおかげで、ウチらはバンドの演奏を気兼ねなくすることができる。
子孫を残さないセックス万歳。

「ちょい待って」
曲が終わりにさしかかった所でキーボードの真季が演奏を止めた。
「あのさ」
「……なに」
「うーん……。なんかさ、疲れてきた?」
鋭い。
「わかった?」俺が言うと、真季は大きくため息をついた。「バレバレだよ」
自分で言っちゃあなんだけど、今の歌い方はチカラのないボーカル、だった。昼飯を抜いたのが悪かったのかもしれない。

「ごめん」 「いいよ。『また明日』にしよ。マック寄ってく?」
真季が後ろを振り向いて聞く。ドラムのユウジが「お金ないよ」と耳を立てなければ聞き取れないような声で言う。
「もちろん、おごってくれるって」
真季は俺の方を見ながらユウジに言う。ったく。

けどまあ、今日何回か歌うことで、自分が苦手としているフレーズは明瞭になってきたように思う。
このあと家に帰って、いつものように風呂場で練習して (お兄ちゃんいつもうっさい! とか言われながら) あさってのライブに備えればいい。

そんな事を思いながら、ギターをケースに入れ、ぱちんとロックをかけた時だった。
突然教室のドアが開き――
「すっごい感動しました!」
「え?」
猛烈な勢いで女の子が入ってきた。

誰だろう? 知らない子だ。
教室に入るやいなや、彼女は熱心に今の演奏について語り始めた。
「あの――さっき忘れもの取りに来たときに偶然前通りかかって、それでなんかこっちの教室から音楽が聞こえてきて、あの、私、ちょっと、感動しちゃって」
「え、えーと……」
「廊下から窓を見たら、あなたがいて。週末、駅の前で演奏してますよね? わー! あれ、うちの学校の人だったんですね!」
「あ、うん、そうだけど……」
「それで――あの、少ないですけど――」

彼女はそう言うと、ポケットから小さなサイフを取り出しすと 500 円玉を大事そうに取り出し、一度ぎゅっとそれを握りしめ、俺のワイシャツの胸ポケットにするりと入れた。
「あ、そんな――」
俺が入れられたお金を取り出そうとポケットに手を入れると、彼女は上から手のひらを重ね、それを止めた。
「この前、私、急いでてこういうの出来なかったんですけど。本当、私、感動したんです」
「でもさ――」
私にとってすっごく感動したんです! 本当は CD ぐらいのお金、渡せればいいんですけど、今月、ちょっと貧乏で――」
彼女の熱心さに押されてしまう。
「また、駅の所でやるんですよね! 絶対行きますね!絶対! それでは、皆さん、失礼しましたっ!」
そう言うやいなや、彼女は (入ってきたときと同じように) 猛烈な勢いで教室から出て行った。



最初に口を開いたのは、真季だった。
「誰?あの子?」
「いや、知らない子だよ。何組の子だろ」
「靴に id:flagyx って書いてあった」ユウジがぽつりという。
flagyx 。 聞いたことがない。
「返し、いこ?」
「うーん……。それまですんのも、なあ……」
胸には彼女の手のひらの感触がまだ残っていた。 「返さないんだ」
「なんか、悪いし……」
「それでいいんだ」真季の語調が強くなる。
「いいだろ」
「それでいいんだ?」
「いいだろ、気に入ったって言ってくれたんだから!」
思わず声を上げた。真季は驚いたように俺の目を見て、一瞬瞳を細めたあと、視線をずらした。

ため息をつく。

バシ、と叩きつけるような音した。真季がキーボードの電源を落としていた。

教室の中がいやに広く思えた。
意味もなく黒板に「何か」を書き付けたくなった。
それが何かはわからない。

「バカみたい」
真季がつぶやいた。
真季は俯いていた。その言葉はだれに向けられている言葉なのかわからなかった。
少なくとも、俺は何も言いかえす事ができなかった。
床に視線を落とすと、汗がぽたぽたとしたたり落ちた。



窓の外から、蝉の声とともに演劇部が発声練習している声が僅かに聞こえた。



「あのさ」
何もない教室は声が響く。
「も一回、やんね?」
「わかった」 「……うん」
俺は、ケースにしまったギターを再び取り出した。

教室に鍵をかけることはしたくない。
聞きたければ自由に聞けばいいし、気に入っても気に入らなくても、ここに来て感想を言ってくれればなおうれしい。



「あとで返しに行くよ」

そう、素直に言えば、怖いんだ
また同じような事をされたら、俺は拒否できるんだろうか?
このぐらいの演奏でいいんだ、と自分に甘えることはないだろうか?
演奏する曲目は同じだ。練習したって大して上手くはならないかもしれない。
けれど、「あそこ」と「ここ」で演奏するのは、意味は違ってくるんだ。
俺たちの意志で演奏したいんだ。

だから。
出来ればウチらの演奏を気に入ってくれたなら、あさって、駅前で 20:00 から 5 分間突っ立ったあとに、缶の中にマックシェイクが買えるぐらい放り込んでくれればうれしい。その時にはあのフレーズも、今よりは多少聞けるもんになってるはずだ。たぶん。

ぱちんと音がした。真季がキーボードのスイッチを入れた音だ。

♪はーてーなーあいでーあーみーてぃーんぐぅー

idea:4986
アイデアミーティング
2分30秒付近

これは個人的なお金にまつわる思想の話です。
投げ銭の否定ではありません。

投げ銭が路上ライブで例えられているのならそれと同じように、提供者が「対価が欲しい演奏」と「対価が欲しくない演奏」ぐらいは分けられた方がよいのではないかと思います。

アイデアミーティングで語られているように「嫌がらせ」としての投げ銭にしか目がいかないのでしょうか。これは「はてな」というユーザーがユニークな id を割り振られている世界で、『情報を第三者に提供する行為』への、提供者のポリシーを含んでいます。
1 ポイントであるとはいえ、情報を公開することで何らかの対価を負ったらその事を意識してしまう可能性があるのです。

idea:4986の当事者として。

真性引き篭もりhankakueisuu さんはこれを脆弱性としました。上手い表現だと思います。

思想に対する被害額は計量できません。例え直接送信された額が 1 ポイントであっても、そのヒトにとってはプラス 1000 倍も 10000 倍もの「アイデア評価額」になり得ます。
また逆に、マイナス 1000 倍も 10000 倍もの「アイデア評価額」になることは否定できません。

個人的には

被害額をコメントして欲しいというその受け取り方に驚きました。
また、現状の解決策が日記上での意思表明というのも信じられません。
いちいちこんな事を表明して歩かなきゃいけないんですか。表明しても誰かから送られるかもしれないのに。

まあいいや。みんなポイント送られて幸せになればいいのです。
今となっては自分に関係のない話だし。←ひでえよね

2005年09月04日

また太陽の下であの歌を


グッジョブ! / RIP SLYME
グッジョブ! (初回生産限定盤DVD付)
上記画像はアマゾンアソシエイトプログラムを利用し引用しています.
公式サイト
http://www.ripslyme.com/
http://wmg.jp/ripslyme/
amazon を参照
アソシエイト ID なし
アソシエイト ID あり

このエントリからレビュー系のエントリに amazon を利用し始めようかと思いますが (いやだって事実上ジャケットの写真が使えて赤塚不二夫だし) 、 amazon での購入に特に深い思い入れがあるわけでもなく (うわ) まだちょっと利用に微妙に抵抗があるのですね。いやまあ、興味を持ってもらえるとうれしいのですけど。上↑みたいなリンクの張り方どうですかねえ。苦しいかなあ。もうちょっと変えるかも。

さて RIP SLYME のベストアルバムです。
これまで、

RIP のアルバムをウォークマンとかに入れて通勤中に聴いてるとき、「残り二駅で場所に着くから、ここでちょっと気分締めておくかな」みたいな時に選んでいた曲、

を押し込めたという感じで、僕的にはまさにお気に入りの集大成です。曲目リストを見てもヨダレたらたらですよ。←下品

このアルバムでは 12 曲目から 14 曲目の流れが抜群で、実際初めて聴いたとき、黄昏サラウンドでちょっとしっとりした後に 13 曲目で「マタ逢ウ日マデ」が流れた時は背筋がゾクゾクしました。
この流れでこの曲を出すか! という感じで。

いやあ、「マタ逢ウ日マデ」好きなんですよねえ。特に SU のパート、

『実際あなたさえいなければ、小さな夢ならきっと叶えていたのに (歌詞をそのまま載せると怒られそうなので意訳)』

あたりが、なんとも もう男のロマンですよ。
で、13 曲の後は新曲の「UNDER THE SUN」「MORE & MORE」へ行き、締めがメジャーデビューでありアルバム一曲目の「STEPPER'S DELIGHT (TRICKY REMIX)」。
やっぱ順番いいなあ。「ウチらはまだ終わりじゃないぜ!」という感じで、チカラを分けてもらえる感じです。

STEPPER'S DELIGHT のリミックスを聴いてあらためて思ったのですが、やっぱ 5 人そろっての RIP SLYME ですね。
FUMIYA くんそろってまた太陽の下をはね回って欲しいです。

2005年09月05日

性懲りもなく


どうしてもアイデアミーティング (2分30秒 付近) で投げ銭額の公開をはてなさんがユーザに求めた事について一言言いたかったのでコメント投稿しました。
http://i.hatena.ne.jp/idea/4986
例によって一言では収まらずそこはかとない「晴れた日はよく届くから」感もあり、なんつーか、僕の「やっちゃった感」が漂ってますね!

しっかし客観的に見て僕は はてなに首を突っ込みすぎであり (投げ銭なんて、もう無関係だもんね)、書いたところ反感を受ける可能性もあり、実際こういうのには敵を作らないで web の片隅で平和に生きる方がずっとずっとずっと幸せであるわけで、まあなんというか、暫くこの話題については自制したほうがいいという信号が頭に灯っています。

いやもう今のうちに謝っておこうごめんなさい

てなわけで、強引に気分を変えて!! 近況を!! ゲームの話題を!!
同じエントリに違うカテゴリの話題を!!
web 背徳者として同じ Permalink で違う話題のごったまぜを!! 書こうと思います!!

ゲームゲーム!!

とりあえず 9 月の連休の時に間の夏休みとって実家に帰省しようかなと思います。
ノート持って真剣に取りかかりたいです。
オープニングの部分がなかなか上手く決まらなく (実は何度も書き直してたり) ちょっとハマっちゃった感があるので落ち着きたいなあという感じです。

映画映画!!

ティムバートンのビッグ・フィッシュに魂を抜かれた者としては今回のチャーリーとチョコレート工場はぜひ見に行きたいところ。

ビッグ・フィッシュは「物語を創ること」を表現した名作なので、いずれちゃんとしたエントリ書きます。というか書かねばなるまい(どこかでこれ書いたっけ?)。
ちなみに月永くんは「シン・シティ」の方が気になっているらしい。けどザ・ウォッチャーをお薦めされた一件以来、「月永映画」に微妙に不安感を抱く僕です。

引用するよ

僕はユミヨシさん一人のために、札幌からカイロに到る世界中のスイミング・クラブを憎悪した。糞、と僕は思った。
「何もかも下らん。まるっきりの糞だ。ひからびた糞だ。純粋に吐き気がする」僕は五反田君の真似をして声に出してそう言ってみた。全然期待はしていなかったのだが、実際に声に出して言ってみると、不思議な事にそれで少し気分がよくなった。五反田君は宗教家になればよいのに、と僕は思った。朝と夕に彼がみんなを唱導するのだ。
「何もかも下らん。まるっき

ダンス・ダンス・ダンス / 村上春樹 / 新潮社

↑あーなんかすげえ悪意がある感じがするけど実際そこまでたいした感情はないです 。
てゆ一か、一度このフレーズを何かにつけて引用したかったのだ。
そして今がそのときなのだ。←嘘っぽい

いやまあ、それにつけてもここ数日の日記、ましてやこのエントリをみると、見事に話題のカオス感が漂ってますね。
まあこういうくだらない意志の断片が僕の日記であり「てぬにっき」ですよ、と。本当。

まあこんな文書でも僕の書いたテキストであり bit の連なりが unicode となって誰かに届いてそれが何かしらの感情を引き起こしてくれれば、僕にとってそれ以上の幸せはないです。
それが僕が感じる価値です。

2005年09月06日

最近の BlogPet


異常発生からしばらく様子を見ていたのですが、なかなか状態が変わらないので箱庭ルールに手を入れることにしました。

  • ちょこっと加齢率をふやしました。以前より寿命がやや短くなる Pattern があります。
  • 子の名前の引き継ぎルールに文字数制限を入れました。
  • (表示上) 長い名前はある程度の文字数まで表示するようにし、実際の名前は title 属性に入れることにしました。

時間が経てば、だんだん今より表示が落ち着いてくると思います。

書影の引用に悩む


amazon アソシエイトにリンクを張っているエントリの、フォーマットを微妙に変更しました。っていっても今のところ 1 件、rip のやつだけです。
5 年ぐらい前と比べると個人サイトで広告張るのが当たり前になった昨今ですが、いざ自分でやってみると色々考えちゃうもんですね。


以下の文言はきわめて「俺サイトルール」、すなわち個人の考えですので、深沢が何を書こうと「まあこんなこと考えてんだ」ぐらいに受け取ってもらえればいいんじゃないかなと思います。←それはあたかも人事のように


  • 書影画像 (パッケージ) のリンクは販売提供元の公式サイトにしました
  • アソシエイト ID 付与の有無を分けたリンクを用意しました

うーむ。閲覧者の「画像をパッと見てクリック!!」 の情動に答えつつ ( amazon のリソースを使ってる限りは) amazon に還元するという微妙な折半表記。今のところこんな感じでどうでしょうかねえ。
画像からのリンクについては「amazon の画像をひっぱって来てるのにそのリンクが公式サイトってどうよそれ」という感じがしないでもなく、ミッキーマウス色すなわち鼠色ようするに黒よりのグレーゾーンなのは否めません。
いやでもこうすると、販売元も幸せだし amazon も幸せだし win - win ですよ!!

ごめん

……って苦しいか、やっぱり。

amazon 使わずに引用したいんですが、そもそも論的に書影の引用について「書影 引用」あたりで検索してもなかなか灰色なんですよね。

ここはあれかなあ、レビューの内容に常に表紙もしくはパッケージについても言及して、それを含んだ引用とするのが一番気が楽かつ正論 (?) かもしれないですねえ。

かなり俺理論的ですが文章を書く立場からすれば、「書けばOK」というのはマイナスにはなりませんし、今後なにか微妙なラインに立つことになってもなんとなくオレ論を貫けそうな予感がするので。それにあとほら、オライリーの書籍なんて毎回ゆかいな生き物についても書けちゃうよ! スモウレスラーとか!!

男は一度大きく欠伸をすると、助手席に乗せられているコンビニ袋からおむすびを取り出し、冷たいお茶とともに胃の奥に流し込んだ。
朝のラジオはゆっくりした声とともに始まる。流れる音楽も一昔、二昔前のものだ。時折流れだす交通情報に耳を立てながら、男はもう一度欠伸をした。朝っぱらにラジオを聞いているのは朝が早い年寄りか、自分のような運転手ぐらい、という事だろう。

「~さんのリクエスト、次は『黄昏サラウンド』」です。

おいおい、朝から黄昏れかい、と一人でラジオに向かって話しかけながら、高速の ETC を通過する。
若者音楽だ。誰がいったいリクエストしたのだろう?
男は別れた妻と娘の顔を思い出し、夏がもうすぐ終わることに気がついた。ハンドルを握る男の指はトントンとリズムをとっていた。

トラックの荷台いっぱいには段ボールが積まれている。段ボールには「ワーナーミュージック」と描かれていた。そう、男が運転しているトラックに積まれているのは、リップスライムのベストアルバム「グッジョブ」だ。

こんな感じで書けばパッケージについてもバッチリですね。
ごめん。

あとはアレかな、写真はできるだけ自分で用意する、すなわち目の大きい可愛い女の子がフレームに顔を半分入れつつ対象物を写メールで自分撮りしてるような感じにすればきっと大丈夫だよ。

まあそんなわけできわめて楽しげに、あとで rip のやつにも表紙レビュー挿入することにします。

2005年09月08日

ちょこちょこサイトに手を入れています


amazon

amazon アソシエイトへのリンクの張り方に悩みつつちょこちょこ手を入れているんですが、この前のエントリよりもう少し修正したのでメモしておきます。

  • タイトルから公式サイトへリンクするようにしました
  • 画像リンクは外しました
  • アソシエイトプログラムから画像を表示する場合は明記するようにしました

我ながら考え過ぎ気味なのですが、実のところ、このプレイヤー……じゃなかった閲覧者と送り手と amzon の微妙な利害関係を考慮しつつあれこれ一人で考えるのはなかなか面白かったりします。

tag を入れるようにするよ

個別エントリ表示の時、同一カテゴリの記事を左上に表示するようにし、以下のプラグインを導入して、エントリのキーワードを tag として利用するようにしました。

tag は各エントリの右上からつながるほか、個別エントリを表示した際は、同一のタグを使用しているエントリを関連エントリとして表示するようにしました (以前使っていたものとは微妙に動作が異なります)。
また、メインページにおいて使用しているタグの一覧を表示するようにしました。

恥ずかしい話、今まであまり MT のキーワード関連技術について調べていなかったのですが、これは超絶にすばらしいプラグインですね。うーん、 MT で「できること」の概念がちょこっとひろがっちゃうぐらいうれしい。tag ってこういう事なんだなあ。

実際入れてみると、カテゴリを超えたエントリの繋がりがぐっと強くなった感じで、すぐに効果を実感しました。仕様もしっかりしていて、プラグインの説明を見ているだけでもワクワクできますよ。
tag は MM/Memo のやつともあわせといた方が今後につながって幸せになれそうな予感です。

それにしても

プラグイン入れながら思ったんですが、ここ数年 web の技術をあまり追いかけていなかったうちに世の中すっかり進んでたのですね。浦島状態を実感してます。
楽しいなあ。

テーブルの端に醤油はある


すなわち、お母さんはこう言えばよいのだ。「おとうさんちょっとそれ取って。ちがう、青じゃなくて赤いほう、そう、それ」と(長い)。

blosxomのエントリにブックマーク・コメントを表示してみる

ふむー。ソーシャルブックマークはコメントをコソコソ書かれるからズルいと思っちゃうこともアリ、と。
今は大抵のものが RSS 配信されてますから、これをじぶんのブログのエントリ表示の時に表示すれば、なんとなくオープンになりますね!……と思ってはてなブックマークを調べてみたんですが、エントリについたコメントの RSS 配信はアイデアはあっても実装はされていないようで。
んじゃ、なんでも RSS だとどうかな? とおもったけど、頻繁に見たらあちらに迷惑がかかりそうですね。

ぼくもやるー

ともあれ、ウチもやってみよーという感じで、 hoturl hist でつくったスクリプトを流用して個別エントリのテンプレートを書き換えました (僕のは名前もタグも出しちゃうので覚悟の上ブックマークしてくださいな)。
個別エントリを表示した際、ページの下の方にブックマーク表示用のリンクを出すようにしています。

致命的な問題は、ブックマークコメントされるようなエントリを僕が書いていないというところにありますが、常に nil ということはすなわちゼロ、これはある意味スクリプトにバグが入り込まない完璧な動作をすることになるワケで、ユーレカ! 超問題ないと言えます。美しい!

アイデアも買っておきますね。(http://i.hatena.ne.jp/idea/2771)

2005年09月09日

Movable Type 3.2 日本語版 ベータ


Movable Type 3.2 日本語版 ベータサイトへようこそ
まだうちのサイトのエントリ総数も少ないことですし、面白げなのでいれてみよっかなーと思ったのですが、このバージョンからけっこうデフォルトのテンプレートが変わってるそうですね。
今、このサイトで使っているテンプレートは人様のものなので (なにしろ引っ越しが急だったからね) 、どうせなら新規にデザインから組んだほうが楽しめそうです。

とゆーわけで上書きアップデートはやめて、別ディレクトリでテストしたいと思います。こっちのブログのアップデートは、落ち着いたらやる予定です。

今晩当たりつらつらテストしようと思ってますので、もしこのサイトがしばらく落ちてたら、「あ、やっぱ深沢やっちゃったんだな! うひょ……」とか思って頂けたら幸いです。


うーん、今まで MT まわりの情報はほとんど気に掛けていなかったのですが、いざ自分がつかうとなると急に興味がわいてくるのは現金なもんですね。
いやはや、今後もこの手のエントリ出てくると思いますので、つまんなかったらごめんなさいね。

hoturl hist をそろそろ停止予定です


おそらく僕ぐらいしか使っていなかったであろう hoturl hist をそろそろ停止したいと思います。

累積で url データを貯めていたのですが、そろそろ容量が多くなってきたアンド個人的な研究欲 (おおげさ) はこれまででほぼ満たされたので。
今となっては RSS があるのでたぶん大丈夫だよね。

2005年09月12日

3.2Jβ1 入れます


新規インストールから試したこともあって、思ってたより順調に見栄えの方も整ってきたので今晩当たりこの blog を mt 3.2J β1 にする予定です。
おそらくいきなりサイトが見えなくなる様なことはないと思いますが、もしなにかエラーがでていましたらしばらく後に再度お試し頂けると助かります。

ざざっと触ってみての雑感ですが、さすがに言われてることはあって、デフォルトのテンプレートはしっかりしたした作りになってました (ってゆーと偉そうですけれど……) 。詳しくは後で書く予定です。

あとね、βといえども管理画面を IE で見たときに表示が崩れるのはかなりよろしくないと思います。
一応事実上の標準なんだから、このチェックは最低限やっといてほしかったですよ。うむ。

2005年09月13日

Movable Type 3.2 日本語版β1 入れました


僕のサイトでも日本語版MT3.2β入れてみました。
テストサイトで試してから新規にインストールし、エントリは「エントリの読み出し/書き込み」で移行したので特に目立ったトラブルに遭遇することなく移行できました。
とはいえ、やはり前バージョンからの変更点は多いので、これから試そうとする方は一度テストしてからインストールする事をオススメします。

まだ雑感レベルですが、とりあえず IE で見たときに管理画面が崩れる以外は(^^; 致命的な現象には遭遇していません。

Tagwire Plugin もそのまま動作しました。ウチのサイトではタグをエントリに対する属性的な扱いで進めていこうと思います。
このプラグインがなければ今回のようなサイトデザインはあり得なかったので、このプラグインの存在には本当に感謝しています。

とりあえずデフォルトテンプレートは生かす方向で

サイトデザインについては 1 から組みました。デフォルトテンプレートにあわせてスタイルシートを書いたので、わりとスッキリした感じです。コンテンツとメニューの class が #alpha と #beta というのがかなり謎な命名だなあ。
出力されるソースですが、やっぱりコンテンツの後にナビゲーションメニューがくるのは気持ちいいですね。これは MT のテンプレートの好きなところです。

参考になりましたらウチのサイトで使用しているスタイルシートもどうぞ。#container を基準として、左メニューに position: absolute; 、右のコンテンツには margin-left を使いましたが、absolute ってあんまりよろしくないんでしたっけ。とりあえずベストではなくベターという感じでひとつ……。

まあとりあえず出せるものは出しちゃえと言う感じで、StyleCatcher Plugin のDesignテンプレート形式も明日あたりには公開できるかと思います。これでキミのサイトも flagyx ! 周りから「うわぁ……ちょっとどうしたんだあのブロガー」と思われる事ができるよ!

StyleCatcher : flagyx Theme


flagyx_theme.gif qootas.org/blog - StyleCatcher build for MT3.2さんのエントリを参考に、うちのサイトでもStyleCatcher 形式のtheme (ってゆーか css と画像のセット) を配布したいと思います。まあ、ごらんいただいているようにこのサイトの css は極めて僕専用のデザインなのですが、今後誰かが何かをするときに少しでも参考になればということで、「出せるもの出しちゃえ」精神で公開です。

  • StyleCatcher の導入については以下のサイトさんのエントリが参考になりました。
    Movable Type 3.2 導入手順: 3.StyleCatcherの導入 アーカイブ
  • StyleCatcher プラグインの設定画面、Theme or Repository URL に以下のアドレスを打ち込み、[Find Style] してください。
    http://blog.tmemo.jp/theme-flagyx/
  • LANGuex Lisense 0.9f で公開します。
    ご自由にパーツやテキストをご使用下さい。クレジットの表記も必要ありません。

CSS 文中、/* flagyx original class,id */ 以下はこちらのサイト独自に追加しているclass と id です。
ちょっと不安なのが文字コードで、一応 UTF-8 で指定しているものの、これをブラウザが読み込んでくれるのか、utf-8 で大丈夫なのか微妙に自信がもてません。ふつーに mt のテンプレートで スタイルシートを書けば mt 側のタグを利用して @charset を宣言できるのですが、外部ファイルだとそうはいかない感じですからねえ。
たしかhtml ファイルと スタイルシートの文字コードが異なっていると、うまく表示されないこともあるんですよねえ。
うまいこと指定する方法あるのかなこれ。

個別エントリの entry-footer の位置を変更してた

基本的に MT 3.2 のデフォルトテンプレートから修正無しでスタイルを適用することを目標に作成していたのですが、一カ所、個別エントリのテンプレートタグを変更したのを忘れていました。これをおこなわないと、個別エントリの表示が微妙に崩れます (……)。

デフォルトテンプレートで <p class="entry-footer"> タグの箇所は投稿者情報を表示しているのですが、このタグ、他のテンプレートだと <div class="entry-content"> の中にあるのに、個別エントリのテンプレートの時だけ外にあるのですね。このタグまわりでエントリの枠画像を表示していたので、そのままだとちょっとズレちゃいます。
スタイルシート側で吸収しても悪くないのですが、他のテンプレートだとclass の中に入っていますし、 なんとなくclass 名の空気を読むに entry-content の中に投稿者情報が入っていないのは微妙に気持ち悪いので、これだけは例外処理的にテンプレートの変更で対応しました。

具体的には以下のような感じで閉じる div タグを移動しています。

      </div><!-- これを -->
      <p class="entry-footer">
       <span class="post-footers">投稿者: <$MTEntryAuthorDisplayName$> 日時: <$MTEntryDate$></span> <span class="separator">|</span> <a class="permalink" href="<$MTEntryPermalink$>">パーマリンク</a>
      </p>
      </div>


      <p class="entry-footer">
       <span class="post-footers">投稿者: <$MTEntryAuthorDisplayName$> 日時: <$MTEntryDate$></span> <span class="separator">|</span> <a class="permalink" href="<$MTEntryPermalink$>">パーマリンク</a>
      </p>
      </div><!-- ここに移動 -->
      </div>

こんな感じでひとつよしなに……。

2005年09月14日

属性確認するのにソース見るのめんどい。


ふーむ、と思いつつ件のサイトを閲覧し、以下のようなスクリプトを書いて一人喜んでみました。

javascript:(function(){document.body.innerHTML=document.body.innerHTML.replace(/<blockquote cite=(.+)>/gi,'<blockquote><strong class=additionalInformation>引用もとが blockquote の cite 属性に書いてあって手持ちのブラウザで見ても引用もとがわかんなくてソースを開かないと確認できないから cite 属性を cite 要素に変換してみたりなんかしちゃったりして。</strong>引用もと : <a href=$1 title=$1><cite>$1</cite></a>');})();

件のサイトを開いたときに上のソースをアドレスバーに貼り付けて実行するか、下のリンク先をブックマークレットとして登録すれば blockquote の cite 属性を無理矢理表示します。

ブックマークレット : blockquote cite 属性変換

mozzila だとうまく動きません。XSLT の変換がらみのような気がしないでもないですけどたぶん僕のやり方が悪いです。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド、の新装版


世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド (新装) / 村上春樹
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
上記画像はアマゾンアソシエイトプログラムを利用し引用しています.
公式サイト
新潮社
村上モトクラシ
amazon を参照
アソシエイト ID なし
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド / 村上春樹
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
上記画像はアマゾンアソシエイトプログラムを利用し引用しています.
公式サイト
新潮社
村上モトクラシ
amazon を参照
アソシエイト ID なし

うう、今になって新装版が出るとわ。喜ばしいこと――ではあるんですが……以前にちょっとにっきで書いたように、最近の新潮文庫の文字サイズは 9.25 ポイントに変わってきているそうで、時流にあわせてもし書体の大きさが変わってたらどうしよう。僕は目に優しくない小さい書体好き派だったりします。
ハードカバーなので大丈夫、かなあ。アマゾンで見た限り、本の大きさも以前の方が 19 x 13 ,今回が 20 とほとんど変わらないですし(たぶん)、ページ数も同じ 618P なので、おそらく以前と変わらずとは思うのですが……(文字大きくしたらそれも売りにするような気もするし)。

うーん、文庫本の方は 5,6 冊部屋のそこここにあると思うのですが(^^; ハードカバーかあ。あっても困るもんでもないし、買っちゃってもそれはそれで悪くないんですが。
うーん、まあ、さすがにすぐに古い版のほうも片づけないだろうし、出てから見比べれば大丈夫とは思いますが……。
ううむ、とりあえずなんかわかったら報告します。
(こんなエントリで宣伝になるのもアレなんで、アソシエイト ID 外しておきます)

2005年09月15日

う……


summer.gif

い、いや、さすがにそれはなくて、あ、あの、今度の連休にやっと僕、夏休み取るんですよ、夏休み!




……ご、ごめんなさい (準備が整ったらお知らせします)

2005年09月27日

溢れたミルクを嘆いても仕方がない


木崎湖先週は夏休みをとって実家に帰省していました。
以前住んでいた家が 1 年後には取り壊されてしまうのでその姿をデジカメで撮ったり、中学の母校が新校舎建設のため 1 年後には取り壊されてしまうので周りを歩いてみたり、親交のあった女の子の家を見てみたらなくなっていたり、昔通っていた本屋が二月の火事によって喪失してしまったのでその跡地に行ってみたりと、いろいろと考えさせられたよいお休みでした。

つまりは新しい家と新しい校舎と新しい家と新しい土地が生まれたわけで。なんというか喪失と創造の組み合わせをたくさんみた気分です。気力充実。

帰ったら MT 3.2 βのバージョンがあがってたからウチもあわせてみました。エントリ編集時のテンプレート崩れが修正されていて幸せ。

2005年09月28日

脳から見た心の世界 / 別冊日経サイエンス 150


以前

どんな話の流れでその話題が出たのかはほとんど忘れてしまったけれど、山手線の駅のホームで HM 氏の話をその子にしたことがある。

  1. 都合の悪いことにぼくはその子に恋をしていて、
  2. さらに都合の悪いことにその子は彼氏持ちだった。

上記 2 項目を念頭に入れると、その話題はその子にする話題としてはおよそ適当ではなかった。

その子はぼくの話を一通り聞いた後、「ふかっちは理詰めでモノを考えるから」と言ったのを覚えている。


さあ。脳から心を見てみようか。

脳から見た心の世界 / 別冊日経サイエンス 150
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日経サイエンス
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日経のこのシリーズはたまに脳関係を選んで買うのですが、いまいち自分の興味のベクトルと一致せずに当たりはずれがあるのかなー、と感じることもあったりなかったり。でも、が、しかし、今回はピッタリきました。

Scientific American MIND創刊号の内容を中心に,脳科学の成果を生かした新しい心理学のアプローチに焦点を当てる。感情が生まれる仕組み,依存症の背景,陥りやすい心の落とし穴など,興味深い事例を多数紹介。

本書は雑誌サイエンスティックアメリカンの内容を抜粋したもの、ようは過去の日経サイエンスに掲載された脳関係の特集部分を一冊の本にまとめたものです。よって、毎月日経サイエンスを読んでいる方はあまり興味を引かないかもしれません。
表題、「脳から見た心」とひとくくりにされているとはいえ、内容は「サヴァン症候群」から「共感覚」「麻薬依存」などなどと、多岐にわたった内容が――まあごった煮っぽく詰められています。

さて実際に手にとってパラパラとめくってみると

図版が多く使用され、入門書っぽく見える本書ですが、各テーマを担当する著者によっては専門用語が多く使われていたり、ある程度の予備知識があることを前提として語られている文書があったりと、あまり「やさしい」と言えない部分があります。なまじ取り上げている話題が面白いだけに、この点については大変残念なところです (軽い用語解説的なセクションがあるだけでもだいぶ違ったのに!)。

が、そこはそれ

なかなかセンスのよいイラストや写真が随所に挿入されているので、「わからない」からといって読んでいて眠くなることは少ないと思います。ここら辺はいかにも アメリカの科学雑誌らしいセンスの良さです。
文末には「もっと知るには…」という形で参考文献へのポインタが示されているので、まずはカタログ的に眺め見、なにかしら興味を持つテーマがあったら本書の中の単語をキーに調べていけば、より深い知識が得られるかと思います。ほらほら、この分野は面白いですよ!

個人的にファンなので

ラマチャンドランの文章についても言及しておきましょう。ラマチャンドランのセクション「数字に色を見る人たち 共感覚から脳を探る」の文書の要旨は、最近出た「脳のなかの幽霊ふたたび」にほぼ記載されています。ですので、もしラマチャンドランの文章だけが目的の方がいらっしゃったら本書はオススメしません。
でも他の方の部分も十分刺激的で面白いので、「脳のなかの幽霊」を閲覧済みという理由で読まないのはすごーくもったいないです。

では、印象深かったテーマを一つ

なかなか面白いテキストがパズルのピースのように散らばっている本書なのですが、個人的に特に印象深かったテーマについて書いておきます。



今、 Web である事柄が発生したとします。その時、僕が解説に「フロイトの理論からこれを考察するに……」云々とか書き出せばそれこそ「フロイトかよ y-~~」とブックマークコメントされそうなものですが (偏見) ――

よみがえるフロイト

よみがえるフロイト
M. ソームズ
フロイト再来の悪夢
J. A. ホブソン

―― 上記のテーマの文書は心理学者のフロイトの学説と脳認知学をからめて考察したもので、 要はフロイトの学説で語られていた事例を、脳認知の観点から照らし合わせると、あながち否定できないものもある、ということでした。

フロイトはよみがえった。それもただ理論上のことではない。かつて分裂していて、仲違いの絶えなかった神経科学と精神分析学の 2 つの領域をむすびつけつ学際的な研究グループが世界中の主要都市で生まれている。そのネットワークが国際神経精神分析学会 (International Neuro-Psychoanalysis) だ。

フロイトについてはラマチャンドランの「脳のなかの幽霊」でも積極的にふれていましたね。

たとえば、記憶の貯蔵に関連する脳部位に損傷を受け、その後の出来事を意識的には思い出せなくなった患者でも、その行動は「思い出せない」出来事の影響を明らかに受けている場合がある。こうした症例から、認知神経科学者たちは、情報処理に関わる記憶システムを「顕在記憶 (意識的記憶)」と「潜在記憶 (無意識的記憶)に分けて考えている。これはまさに、フロイトの考え方と軸を一にするものだ。

実際僕も、じぶんの興味の対象がフロイト → ユングとお約束のパターンを踏みつつ、現在の「脳」へとうつっていったので、これには頷きながら読めました。

昔話をひとつ

数年前、心理学系の詳細を調べている僕は、 EMDR という治療法の文献 (こちらの 18号ですね) に関心をもっていました(そこからインスピレーションを受けて制作したのが「書淫、」です)。

http://ja.wikipedia.org/wiki/EMDR

EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing;眼球運動による脱感作および再処理法)は、シャピロにより開発された心理療法。比較的、新しい治療技法であり、PTSDに対する有効な可能性が示唆されている。

左右に振られるセラピストの指を目で追いながら、過去の外傷体験を想起するという手続きに基づいており、短期間で効果が現れると主張されている。左右の眼球運動により、外傷体験に関わる脳の処理プロセスが促進されると考えられているが、なぜ効果が上がるのかという治療効果に関する理論研究は、まだ十分に解明されてはいない。

その後ラマチャンドランの書籍「脳のなかの幽霊」を読み、刺激によって脳内の認知の再構築がおこなわれた事例を読んだときは興奮したのを覚えています。

脳のなかの幽霊 / 角川21世紀叢書 / V.S. Ramachandran (原著), Sandra Blakeslee (原著), 山下 篤子 (翻訳)

第 7 章 / 片手が鳴る音 / P192

それを探るために私たちは、1987 年にイタリアの神経学者エドゥワルド・ビシャクが無視と否認のある患者に行った独創的な実験を利用した。ビシャクは注射器を使って患者の左の外耳道に冷水を注入した。これは前庭神経の機能を調べる処置である。ものの数秒で患者の目は激しく動きはじめ、眼振 (眼球振盪) と呼ばれる状態になった。冷水の作用によって内耳に対流が生じるので、脳がだまされて頭が働いていると思いこみ、修正のための不随意の眼球運動をする。これが眼振と呼ばれるものである。それからビシャクが否認の患者に手を使えるかと聞くと、彼女は平然として左手は使えないと答えた! 驚くべき事に、左耳に冷水を注入したことで、室病失認が (一時的にではあるが) 完全になくなったのだ。

つまり、当時の臨床心理学において 「理由はわからないが効果がある」と説明されていた EMDR の治療法について、ラマチャンドランでは脳認知の観点から考察されていたのです。僕にはこれが、同じ所を目指しているように見えました。
またこの資料をキッカケに、僕は脳の中の動きに強く興味を持つようになりました。現在制作中のゲームが「記憶」を重要なテーマにして制作しているのは、そのような流れがあっての事です。




心から脳は見えない

ぼくはその子に何かを言いたかったけれど、結局何も言えずにそのままで、やがて緑色の車両が目の前に止まって、列車に乗って、ぼくたちは帰った。

もしぼくがほんとうに理詰めでモノを考えることができたのなら、おそらくたぶん、もっと冷静にぼくはその子と一緒になるような努力をしていたのだろうな、とは思う。




結局の所、それは「わかってもわからない」から。

脳を知るのは、知る努力をしてみるのは、そしてそこから「何か」を考えてみるのは楽しいのかな、なんて思います。今となっては、ですかね。

納得いかない!!!


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この秋に読む!TOPエンジニアが刺激を受けた25冊/Tech総研
秋といえば読書──。というわけで、定番といえば定番すぎる企画をTech総研でもやってみました。ハードやソフトなどさまざまな分野で知られる5人のTOPエンジニアに自らの座右の書、5冊の厳選を依頼。計25冊、彼らはどんな本に刺激を受けているのでしょうか?

このページをキッカケに各サイトさんがいろいろ 5 冊をオススメしてらっしゃるのを見たのですが納得いきません!
何が納得いかないって掌の中の小鳥に反応する人が少なすぎるのが納得いきません!!! (そっちかよ)
ここはひとつ「いちばん初めにあった海」を出して、「エンジニアは自分が伝えたい相手だけを想ってコードを組めばいい。きっと届く」とか納品した後に重大なバグに気がついたら顧客に誠意を持って「かんにんなあ」と伝えるとか、そんな感じで僕は選びたいと思います! かんにんな! あと hirax の方にはおっぱい方面のおすすめをして欲しかったうそ!

とか言いつつ

ふつーに自分が刺激を受けた本を考えるとそれこそ小説だらけになってしまうので、一応技術 (指南) 書っぽいものから僕が影響を受けた本を考えてみたんですが、 FM-7 のマニュアルの他にとくに思い当たらず。
新ゲームデザインとか近代プログラマの夕は技術書の範囲にはいるかなあ。微妙。あー、XP エクストリーム・プログラミング ウェブ開発編は面白かったかも (当時) 。でも実践したことないよ僕。

てゆか

あがってる本のうち、そもそも読んだことのある本が「掌の中の小鳥」と「超整理法」だけっていうのがなんとも、「お前はお呼びでない」ベクトルをすげえ感じたりして。

ついでに超整理法の時系列のファイル管理について

物理メディアではやはり効果があると思いますが、データの蓄積を前提としたコンピュータ上の管理だとそろそろ違う指向になりつつありますね。ファイルの場所はどこでもよくて、検索ベースでオブジェクトについたタグを探すというか。
Outlook 2003 の検索フォルダあたりが理想的な例なのかなと思います。メールを置く場所は気にしないで、検索フォルダから「最近一週間」や「差出人」のカテゴリを探し出す感じ。一度これの快適性に味をしめると、時系列やカテゴリだけだと物足りなくなってきます。
ただ残念なのが、この概念を物理メディアに落としにくいところ。一つのスクラップに「~さんの案件」「9/27送信」「重要」とか何色ものポストイットを貼り付ける感じで、かさばるしわかりにくいしポロポロ落ちるしで現実的ではありませんね。

2005年09月29日

ホームスターに手が届かないから


大人の科学マガジン Vol.9
大人の科学マガジン Vol.9
上記画像はアマゾンアソシエイトプログラムを利用し引用しています.
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大人の科学マガジン
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こちらで星空を手にしてみました (品切れなら近所の本屋とかデパートに走ろう !)。

組み立て時間は約 1 時間ほど。難易度は高くないのですが、球体の貼り合わせに時間がかかってしまいました。

で、部屋を真っ暗にして、

スイッチを ON。

付録で感動したのって何年ぶりかな、すばらしい、としか言いようがないです。じっとみてると、だんだん暗闇が愛おしくなります。

さて学研の科学ってゆーと

お金持ちのお子様が読んでいるイメージを漠然と抱いています。ウチは小学館の「小学 X 年生」でした。読んでる家の子がうらやましかったなあ。

で、今回初めてこの雑誌買ってみたんですが、実は中の記事の方もしっかり作り込まれててかなり面白い事に気がつきました (失礼)。伊藤ガビン久しぶりに発見 (失礼2)。他の号も買ってみたくなっちゃいましたよ。次の号も面白そうだし。

うーむ、物欲に歯止めがかからなくなるのが大人なのか。

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